2021年結果発表

2021年
宮古島フォトコンテスト入賞作品発表!

今年度もたくさんのご応募ありがとうございました。
審査員の鍵井 靖章さんが選んだ作品はこちらです!
入賞された方々、おめでとうございます♪

尚、審査員の鍵井 靖章さんによる総評やコメントは、オンライン表彰式終了後に公開させて頂きます。

オンライン表彰式への参加はこちらから

総評

「一般部門」は、これまでの宮古島フォトコンテストでも王道と言われる作品を選びましたが、特にグランプリの作品はユーモアがあり、コロナの閉塞感を打破したいという意味でも私の心に響きました。
「Instagram部門」で選んだのは、時代にマッチングした“今”ならではの作品。スキューバダイビングでは撮影できないようなシュノーケリングの視点の作品も多かったので多角的な視点の中で審査したつもりです。

全体的には、例年に比べると作品の応募総数は少なかったですが、今のこのコロナの時代を反映したような想いのこもった作品も多かったように思います。
また、主催者側が新たに「Instagram部門」も開設し、常に新しい試みをする姿勢にも感心しました。
コロナの影響で宮古島に来島するダイバーも少ない中、本コンテストを続けていること自体が非常に素晴らしいと思います。

一般部門

グランプリ  『それあたしの獲物やで!』

撮影者: 天野利哉 様

審査員コメント:「物語を感じたい」、と常に求めているからこそ、このような絵作りになるのでしょうか?
それはわかりませんが、コロナで閉塞的になりそうな空気感の中、このように思いっきりの遊び心で、海中景色を表現してくださり逆に勇気をもらいました!
おそらくこれまでにはない作風で、その心意気を感じてグランプリに選ばせていただきました!表現は自由なんです!
海を楽しむという、忘れかけていた遊び心を思い起こさせてくださり、ありがとうございました!そして、おめでとうございます!

受賞者コメント:歴史ある宮古島フォトコンテストのグランプリをいただき光栄です。本当にありがとうございます。
なによりこのコロナ禍の中このコンテストを継続するために尽力いただける、参加ショップオーナー様スタッフ様、後援、協賛していただける企業様、宮古島フォトコンテスト運営チームの皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。
去年から審査をしていただいている、水中写真家、鍵井靖章さんの目にこの写真が止まりとても嬉しいです。
この写真は被写体のガイドさんの送別ダイビングに訪れた際に撮影したもので、全力でふざけてもらえたところ、更にお魚さんにも助けてもらうことができました。
遊び心ってとても大事だなと痛感します。笑
これからも大好きな宮古島のダイビングと水中写真の世界が盛り上がるよう貢献したいと思います。
最後にいつも全力でサポートしてくれるアクアストーリー、オーナークニさん、スタッフの皆様、本当にありがと

準グランプリ  『煌き』

撮影者: 久保山 智子 様

審査員コメント:この絵の中には2つの時間と物語があるように思えます。
海の中が無重力の自由な空間であることも教えてくれているような。
そして、見事なストロボワーク。
少しバランスを崩したような構図が不安感を与えてくれています。
それがまた素敵。

受賞者コメント:この度は準グランプリに選んでいただきありがとうございます。
ミニ通り池は何度か潜ったことがあるのですが、池の手前までキンメモドキが群れていたのは初めてで、群れの形が空へと続く天の川のように見え、夢中で撮影しました。
今回で5年連続の入賞となり、いつも利用しているfish a go! go!の佐瀬さんご夫婦には大変感謝しています。

優秀賞 『幽』

撮影者: 秋吉千秋 様

審査員コメント:この作品を見たとき、ドキッとしました。
水中写真よりも表現が豊富な陸上写真の魅力を兼ね備えているように思います。
もっと海中で、みんなが自由になれば、このような作品がより評価されるのではないでしょうか。
モニターの明暗によって、この作品の魅力が不明瞭になると思うけど、本当に素晴らしい抒情詩のようでした。

受賞者コメント:Cカードを取得した2008年に初めて潜った宮古島の海にすっかり魅了され、以後毎年美しい宮古島の海を堪能しています。
2017年からお世話になっているFish a go go!さんには、その日のベストポイントをガイドして頂いているので何年通っても飽きる事がありません。
水中撮影についても器材や撮り方など沢山アドバイスを頂けるのですが、当方美的センスの欠如が致命的で中々満足のいく画像が撮れません…泣
この画像は未だ他のゲストが訪れていない秋の朝一のパワースポット!淡い光が只々幽玄で、神秘的な水中風景でした!

優秀賞 『キラキラの新しい命たち』

撮影者: 小畑菜月 様

審査員コメント:サンゴの隙間で卵を守るサンゴダルマハゼ。
その生態をしっかりと捉えつつ、前ボケのサンゴの青いデザインがキュートで印象的です。
光の妙を味方につけた作品だと思います。

受賞者コメント:初めてのフォトコンで賞を頂き、とても光栄です。
勧めてくださった佐瀬さんご夫婦に感謝です!
なかなか顔すら出してくれないパンダダルマハゼ、台風直後でウネリもありましたが、佐瀬さんが撮影時間をたっぷりくださったので、なんとか可愛い育卵中の様子を収めることが出来ました。

優秀賞 『ミドリくんの大冒険』

撮影者: 藤山 幸広 様

審査員コメント:青抜きの背景とウミウシの前にある生え物のバランスがよく、画面構成にリズムを感じます。
小さな世界でも、しっかりと宮古島の海の魅力を伝えてくれる作品です。

受賞者コメント:この度、このような賞を頂きありがとうございます。
宮古島の海の小さな生物と、クローズアップレンズで拡大しないと分からないようなかわいい生えものとのコラボによって、切り抜いた世界が、とても冒険心を掻き立てる世界になりました。
宮古島の海を案内して頂いた、エミナマリンの松浦さま、スタッフの皆さまありがとうございました。

優秀賞 『鏡』

撮影者: 門屋政治 様

審査員コメント:摩訶不思議な世界観が素敵です。
ティムバートン監督の描く世界のようだな、と最初から目に止まりました。
既存の水中写真のイメージだけではなく、こんな作品も大好きです。

受賞者コメント:受賞するとは思わなかったのでビックリ!です。
これからもいい写真を撮り続けようと思います。ありがとうございました。

優秀賞 『カジキ待って〜』

撮影者: 梶本 伸治 様

審査員コメント:見事に一瞬を捉えた作品。
ダイバーのポーズも良い縦位置でカジキであることをちゃんと提示できています。
短い時間での状況判断も優れていると思います。
そして宮古島の海の意外性も教えてくれていますね。

受賞者コメント:今回宮古島でまさかのカジキに遭遇。
カジキとダイバーと太陽のいい写真が偶然にも撮影できました ガイドしていただいたfg2のサチコさんありがとうございました!

優秀賞 『SWANの玉座』

撮影者: 藤田 貴美子 様

審査員コメント:まるで人工的な曲線を描く何か?その何かが海藻の仲間で、光を当てるとこんな青色や黄色が浮かび上がります。
海のデザインは知らないことばかり…。
構図と光の配分が絶妙で素晴らしいです。

受賞者コメント:栄えある賞をいただき、ありがとうございます。
この写真を撮った時は、水中にとても静かで美しい一角があって、そこにこれまで見た中で、最も綺麗な海藻がありました。
不思議な色合いで、青みがかっていました。
そこにいるウミコチョウは、凛として、じっと静かで動かず、まるでSWANの玉座のようだと思いました。

優秀賞 『ヒカリのシルエット』

撮影者: 甲田圭 様

審査員コメント:水中ライトやカメラが高機能になることで、これまでの水中写真にはない魅力を持つ作品。
何か人と違った視点で、勝負したいと応募してもらった作品だと思います。

受賞者コメント:昨年に続き優秀賞を頂きありがとうございました。
地形の暗さ、真っ暗な黒に光源が入り見えないものに色が入り不思議な空間が楽しめます。
ダイバーはシルエットで個性を表現できたり、まるで私には夜の星撮影をしている気分です。

優秀賞 『生まれ変わりの池の主』

撮影者: 室谷 香菜 様

審査員コメント:昨年、この作品のポイント「ミニ通り池」を潜ったときに、壁の美しさが印象的でした。
その壁で撮影された1枚ですね。
撮影者の室谷さんもきっと違いのわかるフォト派ダイバーだと思いますww。
全体的な優しい雰囲気が素敵です。

受賞者コメント:この度は、素晴らしい賞をありがとうございます。
選んでいただけて、とっても嬉しいです!
昨年1日だけ潜りに行けた日に収めることができた1枚です。
名前の通り、生まれ変われるんじゃないかと思えるほどの綺麗なこの場所で、色鮮やかな主に出会いました。
まるで『こっちだよ!』と導いてくれているようなその後姿を夢中で追いかけていました。
いつも素敵な場所に連れて行ってくれる Fish a go go ! の佐瀬さんに感謝です。

優秀賞 『宝石守り』

撮影者: 赤坂 純世 様

審査員コメント:生態をきっちりと捉えています。
海の生き物たちの生命の煌めきを教えてくれるような印象。
部分的に当たる卵の光が、ひっそりと大切に守る親の優しさにも似ていると思います。

受賞者コメント:ありがとうございます!骨董品のカメラですが、古いカメラも知り尽くしたアクアストーリーのお陰です。
30年近く通った宮古の海、来年こそは再会出来るといいな。

優秀賞 『Breathing』

撮影者: hana 様

審査員コメント:ダイバーの泡などを利用した水中写真は一般的になってきていますが、それを理解していても、心に問う写真であることは変わりません。
画面全体から心地良さが届く作品だと思います。

受賞者コメント:本当嬉しいです。
このフォトコンテストに関わるすべての人に感謝します。
これもすべては師匠であるダイブキッズの卓見くんのおかげです。

優秀賞 『ねえ、お父さん』

撮影者: 大場健一郎 様

審査員コメント:どんな風に考えれば良いのか(笑)? 自然の状態で撮影された2匹であることを願いながら、と書きつつも、こんな風に絵作りすることが圧倒的にバツなのか?いろんな思いを込めて選ばせてもらった1枚です。

受賞者コメント:宮古島の地形に魅せられてから15年、気づいたらアクアスターでマクロ専門で潜っています。
今回は大好きなウミウシで受賞でき、とても光栄です。ありがとうございます。
いつも一緒に潜ってウミウシを探してくれるみんな、ガイドさんに感謝です。

ビギナー部門

最優秀賞 『小さな先輩ダイバー』

撮影者: 伊藤一輝 様

審査員コメント:よく見ないと気づかない良さのようなものがあります。
一つ目のポイントは左側のサンゴ。
二つ目のポイントは真上の太陽光にかかるフィン。
フィンが中央に映ることでアンバランスに見えますが、今の私には撮れないビギナーならではの作品だと思います。

受賞者コメント:入賞し、とても嬉しく思います。宮古島でのダイビング、観光はとても楽しく何度も来たいと思うような素敵な場所でした。
また、宮古島へ行き、素敵な写真を撮ることが出来ればと思います。

未来に残したい宮古島の海部門

最優秀賞 『Great Miyako Reef』

撮影者: 濵田 滉之 様

審査員コメント:撮ろうと思って撮ったというよりは、何気ない景色をただ心ゆくままにシャッターを切ったような感じがします。
「ノスタルジック」そんな言葉がぴったり。
さらに、この1枚を選んでこの部門へ応募されたことに、「未来に残したい」というメッセージを強く感じました。

受賞者コメント:このたびは思いもよらない名誉ある、未来に残したい宮古島の海部門賞にお選びくださりありがとうございます!
これもひとえに佐瀬さん、幸子さんの楽しいガイド、そして、幸子食堂の美味しいご飯の賜物です!誠に感謝いたしております。
はじめて宮古島でダイビングをして、写真のような景色を目にして、宮古島の海そして珊瑚の綺麗さに圧倒されたことを未だに鮮明に覚えています。
魔王の宮殿や八重干瀬などをさまざまな魅力的なポイントがある宮古島に是非ともコロナ禍が落ち着いたら再びダイビングに訪れようと考えています!
水中写真に関してまだまだ初心者なので、慢心することなく、さらなる進歩に向けて精進していこうと思います

最優秀賞 『夢』

撮影者: 伊藤一輝 様

審査員コメント:砂地の凹凸が素晴らしく、単純に美しいと思いました。
当たり前の景色だが、撮影者の視点次第でこのような綺麗な写真を撮れるのは、少しやきもち。

受賞者コメント:入賞し、とても嬉しく思います。宮古島でのダイビング、観光はとても楽しく何度も来たいと思うような素敵な場所でした。
また、宮古島へ行き、素敵な写真を撮ることが出来ればと思います。

INSTAGRAM賞

『ツムブリ』

撮影者: @IE.se-go 様

受賞者コメント:インスタ部門入賞ありがとうございます。
運良くツムブリが遊んでくれた時の写真です。
ダイバーと一緒に映るように意識してシャッターを切りました。

『ハリネズミ』

撮影者: @kenichiro_oba 様

受賞者コメント:宮古の海と仲間に魅せられて、今や潜るのは宮古島だけになってしまいました。撮影はマクロ専門、ウミウシ好きで、その中でも一番お気に入りのハナビモウミウシで受賞でき、とても嬉しいです。

『もー海外ッ!』

撮影者: @shomi_murata 様

受賞者コメント:この度、受賞できました事嬉しく思います!
これからも良い作品を作り続け、また新たな糧にして行きたいと思います。
ありがとうございました!

『confluence』

撮影者: @ngs_611 様

受賞者コメント:この写真は中の島ビーチで撮影しました。
ビーチからすぐこの景色が見られる宮古島は本当に素晴らしい所です。
コロナ禍でなかなか旅行にも行けない状況が続きますが、少しでも誰かを癒せるようにこれからもInstagramで宮古島の海を発信し続けて行きます。

『お花の絨毯🌻』

撮影者: @chiejum 様

受賞者コメント:instagram部門に選んでいただいてとても嬉しいです。ありがとうございます。
この写真は宮古島から4kmの離島、大神島の珊瑚礁です。
大神島周辺にはこのようにカラフルなエダサンゴがたくさん広がる、本当に海中の花畑のようなポイントがあります。
私が一番好きなポイントです。
大神島でのシュノーケルツアーは@oogami.island さんが唯一されていて、いつもお世話になってます。
この写真もそのショップの方に撮っていただいたものを少しレタッチさせてもらいました。
今年はツアーに3回参加でき、大神島周辺の色々な珊瑚礁を見させてもらいました。
宮古島といえば八重干瀬!のイメージですが、宮古島に来た際はぜひ大神島にも足を踏み入れていただきたい、素敵な島です。

『落』

撮影者: @t_take 様

受賞者コメント:通常は優雅に波に乗るシーンにフォーカスされますが、あえて落下した瞬間を掲載しました。
まだ始めたばかりの2人が、薄明の中 意気揚々と沖へ向かい、何度も失敗しながら上達して行く過程を収めた一枚でした。ストーリーを感じられるシーンを記録できたと思っております。
次回は2人でボードの上に立つ姿を撮影します!

『⭐︎宮古島/🇯🇵⭐︎』

撮影者: @ryota._.kawagoe 様

受賞者コメント:宮古島での生活、毎日が最高に楽しいのでその一瞬の写真が選ばれてとても光栄です。

『銀河』

撮影者: @nature_n_0808 様

受賞者コメント:入賞に選んで頂きありがとうございます!
青の洞窟で撮りました。
動き廻る魚群をいろんな角度から何枚も撮りましたが、なかなかいい構図にならず難しかったです。
その中で何枚かいいのが撮れた中の一枚です!
洞窟と水とのコントラストがはっきりしているのは宮古島の海ならではですね!

『into the blue』

撮影者: @hiromi_moriya 様

受賞者コメント:選んでいただきありがとうございます🙌
馴染みが無い色味だと思いますがこの写真を選んでいただきとても嬉しくおもいます。
必死に潜ってくれたモデルさんにも感謝したいです!

『水中アンテロープキャニオン』

撮影者: @tomocean_716 様

受賞者コメント:写真は宮古島南岸の七又アーチというポイントで撮影したもので、アンテロープキャニオンを彷彿とさせるような岩肌がとても印象に残っています。
フォトコンテストの参加をきっかけに、これまで撮ってきた写真を見返し、宮古島の海の魅力を再認識することができました。
主催者の方々、いつもお世話になっているガイドさんへお礼申し上げます。