2023年結果発表

2023年
宮古島フォトコンテスト入賞作品発表!

今年度もたくさんのご応募ありがとうございました。
審査員の上出 俊作さんが選んだ作品はこちらです!
入賞された方々、おめでとうございます♪

総評

ダイバーの間では、「宮古島といえば地形」というイメージがあるかと思います。
2023年度の宮古島フォトコンテストでは、前年に引き続き、いい意味でそのイメージとは異なった宮古島を見ることができました。

今年度の一般部門グランプリ受賞作は、ヨコエビという数ミリの生き物の世界を切り取った作品です。ある意味では宮古島らしくない作品とも言えるでしょうが、グランプリに選ぶ上で、迷いはありませんでした。

なぜなら、この作品が「作者自身の視点」で撮影されていたからです。
ただ紹介されたから撮ったのでもなければ、なんとなく誰かの真似をして撮ったのでもない。普段からヨコエビを愛している作者にとっては、宮古島の海すらもヨコエビたちの世界に見えたのでしょう。
このオリジナルな視点、内的な動機こそがフォトコンテスト入賞のためには必須だと思いますし、コンテストに限らず、創作活動において重要なことだと僕は認識しています。
他の入賞作品も全て、作者自身の視点で、それぞれの宮古島が表現されたものでした。

では、グランプリ作品とそれ以外の入賞作品との間には、どんな差があったのでしょうか。
もちろん1つではないでしょうが、最も大きいのは「視覚的なインパクト」です。
つまり、ビジュアルとして新しいかどうか、洗練されているかどうか。
作者の思いを作品に乗せるためには、技術が必要です。一つひとつの技術を丁寧に積み重ねることで、長方形の中に芸術が生まれます。それが、作品を見た人に何かを感じさせるのでしょう。

今回のフォトコンテストでは上記の2点、「作者自身の視点」と「視覚的なインパクト」に焦点を当てて審査に当たりました。もちろん、審査員によっては違う視点で審査することもあるでしょうし、今回入賞を逃したからと言って落ち込む必要はありません。
むしろ、あまり気にせず「審査員の見る目がなかったな」と思うくらいでいいと思います。

フォトコンテストは何かのゴールではなく、僕は一つのお祭りだととらえています。
これをきっかけに、水中写真がもっと楽しくなったり、宮古島の仲間が増えたり、関わったそれぞれにとって何かポジティブな影響があったら嬉しいなと思います。

僕自身、宮古島フォトコンテストにこうして関われたことで、たくさんの学びと出会いがありました。審査員という重要な仕事を任せていただき、心から感謝しています。

余談ですが、フォトコンテストを通して宮古島で潜らせていただく中で、「やっぱり宮古の地形って凄いな」と思いました。
ので、いつかまた、洞窟や光を主役にしたすんごい作品を、宮古島フォトコンテストで見てみたいですね。

一般部門

グランプリ 『君とヨコエビ広め隊』

撮影者:津川 弘行 様

審査員コメント:作品を見た瞬間のインパクトが圧倒的でした。
これまで水中で暮らす小さな生き物の写真は積極的に撮ってきましたし、たくさん見てもきましたが、この作品は僕の想像の範囲を遥かに超えていました。

ヨコエビの写真自体は見たことがありますが、環境の美しさを生かして、これほど丁寧に画作りしている作品を見たのは初めてです。ヨコエビとヒドラを画面全体に配置しつつ、かつ余計なものは写していない。足し算と引き算のバランスが絶妙ですね。

画面を構成する要素が少なくないにもかかわらず、主役にすっと目線がいくのもポイントです。鑑賞者はまずは主役のヨコエビを見ますが、その後ついつい画面の中をくまなく見てしまいます。構図の作り方、ボケの使い方がうまいですね。ピント合わせやライティングも丁寧で、結果的に、作品をじっくり見てもらうことに成功しています。

タイトルからも想像できる通り、作者の方はヨコエビを愛しているのでしょう。
宮古島がヨコエビにとってどういう場所なのかはわかりませんが、作者の方にとっての宮古島は(宮古島も)、ヨコエビの島だったのかもしれません。
宮古島の一般的なイメージにとらわれず、自分にとっての宮古島をつき詰めたことが、この結果につながったように感じます。

僕も一度、ヨコエビとしっかり向き合わなければいけない。そう思わせてくれる作品でした。

受賞者コメント:ヨコエビ広め隊の隊長の津川です。まさか…地形が人気の宮古島のフォトコンテストで…ヨコエビの写真がグランプリなんて。。ヨコエビ時代の幕開けです。
ダイビングに没頭するきっかけとなったのが、10年ほど前に初めて訪れた宮古島の海でした。ダイナミックな地形に感動し、潜り続けると、何故か段々と嗜好がマニアック化して、気がついたら数mmの生き物を愛でる変態ダイバーへと育ってしまいました。
ヨコエビって皆さんご存知でしょうか?
「ヨコエビはエビなんでしょうか?」→いえ、どちらかというとダンゴムシに近い生き物です。
「ヨコエビはどこにいるんでしょうか?」→どの海にも大体います。小さすぎて気づいていないだけ苦笑。。
「ヨコエビは、人間の生活とどんな関係があるの?」→何の役にも立ってません。
「ヨコエビは、なぜヨコに動くの?」→隙間に潜り込んで隠れるために、体を薄くしたら横移動になっちゃいました。
なんと健気な生き物でしょう。
宮古島でも、地形を見て浅瀬で安全停止しているとき。のんびり砂地を漂っているとき。じっと目を凝らして探してみてください。キュートなこやつがうろちょろしてますので。
楽しいダイビングのちょっとしたアクセントとして、ヨコエビを気にかけてもらえたら幸いです。
ヨコエビ広め隊の宮古島支部(勝手に任命)のエミナマリンさん、ありがとうございました!
全国のヨコエビ広め隊のみんな!やりました!!合言葉は『今夜は君と、#ヨコエビ広め隊』

優秀賞 『2ミリと3ミリ』

撮影者:大場 健一郎 様

審査員コメント:極小の生き物たちの世界を、丁寧に切り取った作品です。

画面をいっぱいに使いつつ、鑑賞者の視線を手前から奥にダイナミックに流すことに成功しています。構図の作り方が巧みです。

タイトルも、個人的には好きでした。多くの人にとっては誤差というか、どうでもいいようなことなのでしょうが、このような被写体を撮っていると2mmと3mmの違いは感じるようになりますよね。

受賞者コメント:大好きなイリオモテモウミウシでの受賞、とても嬉しいです、ありがとうございます。
この極小サイズ、可愛さをわかっていただけて光栄です!
これからもウミウシ探して撮って楽しみます。ご一緒していただける方、アクアスターさんで待っています!

優秀賞 『月明り』

撮影者:三浦 陽子 様

審査員コメント:タイトルが写真の魅力を引き上げている、いい例だと思います。
言われてみれば確かに、空があって、月があって、優しく海(あるいは池など)を照らしているようです。
空と海の間?の余白(黒ですが)の部分が、想像力を掻き立てますね。

昔のフィルムカメラで撮影したようなざらざら感が、これはこれで雰囲気はありますが、現像の仕方によっては違った仕上げ方もできるかもしれません。

受賞者コメント:この度は、素晴らしい賞をありがとうございます。 とても嬉しく思います!
宮古島にはたくさんの迫力ある地形ポイントがありますが、このポイントはリフレクションが美しくて幻想的な雰囲気でした。洞窟の中は真っ暗だったので、ライトの明かりが道標のようにも感じました。
いつも素敵な宮古島の海をガイドしてくださる「Fish a go go 」ご夫妻にも感謝しています。

優秀賞 『しぐれ』

撮影者:秋吉 千秋 様

審査員コメント:沖縄の海で潜っていると、よく見かける光景ですね。小魚の動きを観察しながら、画面の中に何を入れて何を入れないのか、四隅までよく見て撮影した1枚だと思います。
日常の風景も丁寧に切り取れば作品になるということの、お手本のようです。

写真自体はどんな天気の中撮られたのかはわかりませんが、まさに静かに降るしぐれのような、しっとりとした空気を感じました。

受賞者コメント:背景のスコールが作った水面の水紋が面白い雰囲気を出してくれました。

優秀賞 『荒波に挑む』

撮影者:齋藤 利奈 様

審査員コメント:映画の中のワンシーンのような、あるいは日本画のような、印象的な1枚ですね。
構図に無駄がなく、まさにイカが波と一進一退の攻防を繰り広げているような緊張感を感じます。

飾る場所や見せ方によって、作品の魅力がさらに増大しそうです。
プリント作品を見たいなと思わせてくれる作品です。

受賞者コメント:この度は賞をいただくことができ、大変嬉しく思います。
冬の風が吹いてが波立つ中、アオリイカの子どもが水面に向かって泳いでいました。彼らは、捕食のために荒波に向かっていたのです。
どこまでも青く、清々しい宮古島の海。時に過酷な環境の中で、生きもの達が懸命に生きる姿がありました。
いつも宮古島の海の魅力を伝えてくれるfish a go goの佐瀬さんに感謝いたします。

優秀賞 『たゆたう』

撮影者:中島 三和 様

審査員コメント:ダイビングの持つ冒険的な側面、あるいは未知の世界との遭遇という魅力を感じさせてくれる作品です。
ダイバーを小さめに入れ込むことで、環境の壮大さを強調することに成功していますね。
あえて端の方にダイバーを入れることで適度な緊張感も演出できているように感じます。

全体の構図のまとめ方、ダイバーの姿勢や泡など、細かい部分にまで気が配られた作品だと思いました。

受賞者コメント:この度は選んで頂き、とても嬉しく思います。ありがとうございます。
初めて行ったポイントで、Fish a go go! の佐瀬さんにここから撮るのがおすすめ!とアドバイスを頂き、ゆったり泳いで素敵なモデルになってくれたさちこさんに感謝です。
ありがとうございました!

優秀賞 『幸せ色の春』

撮影者:中村 加津子 様

審査員コメント:被写体と同じ目線までカメラを下げて、さらに真正面に入って両目にピントを合わせることで、鑑賞者をカンザシヤドカリと見つめあっているような気持ちにさせてくれますね。

特徴的な触覚にもピントを合わせることで、ただ柔らかい雰囲気というだけでなく、生き物がそもそも持っている美しさも表現されているように感じました。

基本的な技術を備えたうえで、被写体とじっくり向き合うことの大切さを教えてくれる作品です。

受賞者コメント:この度は、素晴らしい賞をありがとうございます。
宮古島は、私にとって初めてダイビングをしてOWライセンスを取った大好きな海です。
ようやく一眼カメラで水中写真が撮れるようになって、ファインダー越しに極小のお魚や生き物を見てはトキメイて感動しています。
今回の写真のカンザシヤドカリは、お花畑のようなサンゴの中で暮らしていて、ファインダーから真っ赤なカンザシのような触手がビュンっと動くのを間近に見た時は目が釘付けになりました。
美しいサンゴとラブリーなカンザシヤドカリに幸せを感じた瞬間を、ふんわりとそのまま撮りました。
毎回、海の生き物との素敵な出会いを創ってくださる、エミナマリンの松浦さん、スタッフのみなさん、お世話になっている先輩方のおかげです。本当に感謝です。ありがとうございました!

優秀賞 『虹色模様』

撮影者:上田 美佐 様

審査員コメント:海藻から出る酸素の泡を切り取った作品でしょうか。特殊なライティングをしているのか、あるいは自然のいたずらなのか、まさに虹色の世界が想像を膨らませてくれる作品ですね。

一見ファンタジーの世界のようですが、泡の中に写り込んだ青空と太陽が、自然の中の一コマだということを思い出させてくれます。

あえて全体を暗めのトーンにまとめたことが、この作品のひとつのキモだったように感じました。

受賞者コメント:この度は選んで頂きありがとうございます。
上出さんからの光栄な賞で、ありがたき幸せです。
マクロオンリーの私のために素晴らしいこの場所に連れていってもらい、キラキラした世界に心躍りながら撮影したことを思い出します。
大好きなポイントになりました。
いつもお世話になっているfish a go go!の佐瀬さん、そして美味しいランチを作って下さるさちこさん、スタッフの皆様に心から感謝いたします。

優秀賞 『青のむこう』

撮影者:欠畑 敬江 様

審査員コメント:ミドリイシの群生を俯瞰で撮るとこういう写真になるのか、と素直に驚きました。

魚の卵を撮影するとき等も同じですが、群生をただの群生として撮らずに、自分なりに主役を決めてあげると、鑑賞者の視線が迷わずストーリー性も演出しやすいですね。この写真を見た瞬間に、中央上寄りの青いサンゴにスッと目が行きました。

画面の下半分が全体的に暗めに仕上げられていることで、作品に立体感が生まれているように感じます。ミドリイシの先端が夜空に輝く星のようで、儚く美しいですね。

受賞者コメント:TG-4も使いこなしていない私が、初めて参加した水中写真のフォトコンテストで入賞させていただけるなんて恐縮です。
これを機にもう少し真剣にカメラと向き合おうと思います。ありがとうございました。

優秀賞 『麗らかな日に』

撮影者:大塚 萌木 様

審査員コメント:イシガキカエルウオのとぼけたような表情と黄色がかったサンゴの色がマッチして、優しい雰囲気に満ち溢れた作品に仕上がっていますね。

被写体の目にしっかりピントが合っていて、さらに黒目が黒目として描写されているので、生き物としての強さも感じます。

ついつい手前に強く光を当ててしまいそうなシチュエーションですが、ストロボの位置を工夫して画面全体に光を回せていることも、この作品の柔らかい雰囲気づくりに一役買っているように思いました。

受賞者コメント:表情豊かで、かわいいイシガキカエルウオ。大好きな被写体での入賞、うれしく思います。ありがとうございました。

ビギナー部門

グランプリ 『洞窟の鏡』

撮影者:畠 浩二郎 様

審査員コメント:一般的な水中洞窟のイメージにとらわれず、作者自身の感性・視点で撮影された一枚だと感じました。

洞窟内から外の光を眺めながら、あるいは洞窟を出る直前に、頭上にもう一つの世界が広がっていることに気づいたのではないでしょうか。小さく広がる波紋のような模様が、そこにある世界がただの海の中でないことを、静かに主張しているように見えます。

このような作品では、洞窟の壁や天井は黒く落とす(落ちてしまう)ことが多いですが、岩肌のディテールまで描写していることで、作品の奥行きが深まっているように思います。

構図に無駄がなく、画面いっぱいに魅力が詰まった作品です。

受賞者コメント:水中とは思えない鏡の世界に引き込まれて撮りました。

審査員特別部門

グランプリ 『鬼退治』




撮影者:小畑 菜月 様

審査員コメント:こういう組み写真もあるのか、と素直に思いました。

「鬼退治」というコンセプトが明確で、ストーリーも想像しやすいです。その一方で、このカットは鬼退治の中のどの過程なのだろう?と、想像する余白もたっぷりあります。

人によって想像するストーリーは少しずつ違うのでしょうが、どう捉えたとしても、ダイビングの持つ冒険的な楽しさは万人に伝わるのではないでしょうか。

一枚一枚の写真を見てみると、画面全体を広く使えているだけでなく、人の動きや地形をうまく活用して、奥行きを強調できているように感じます。この奥行きが、鬼退治の世界に鑑賞者を誘うことに、一役買っているのかもしれません。

正直に言って、自分が元々想定していた組写真とは少し方向性の違うものでしたが、組写真の可能性を感じさせてくれる作品だと思いました。

受賞者コメント:この度は、栄えある賞に選んで頂き とても嬉しいです!ありがとうございます!
ダイビングが終わってから、特別部門があると聞き、これは何か出さなくては!と写真を見返し応募させていただきました。
宮古島といえば地形ポイントが多いですが、地形の写真は、正直、どう撮ったらいいか まだまだ勉強不足で持て余してしまっていて、ダイバーを入れて撮ることが多く、戦ってるポーズをしてくれた仲間の写真が撮れたので、それに合わせて一緒に潜った仲間が写っている写真を選びました。
ISOや絞り、SS、ストロボなどなど、設定がはちゃめちゃなので、これを機にお勉強したいと思います。
fish a go go!の佐瀬さん、さちこさん ありがとうございました♫

優秀賞 『おとぎの国』




撮影者:大塚 萌木 様

審査員コメント:水中にはこんな世界が広がっているのか、と思わせてくれる作品ですね。
多くの人にとって海の中は「青の世界」でしょうから、青のないカラフルな色の世界はまさにおとぎの国のように感じられるでしょう。
タイトルを含め、組写真の王道を行っている作品のように感じました。

さらに細部まで追い込んで、全体の雰囲気だけでなく、影の出方や生き物と自分の目線の高さまで統一感を持たせられると、より鑑賞者を引き込めるかもしれません。

受賞者コメント:このような賞に選んでいただきありがとうございます。
宮古島はマクロのイメージがあまりなかったのですが、小さな生き物たちの世界は様々な色であふれており、まるでおとぎ話に出てきそうな色鮮やかな世界が広がっていました。
組写真は難しく感じましたが、少しでも宮古島のマクロの魅力が伝われば幸いです。
とことん撮影に付き合ってくださったエミナマリンの松浦さん、みつきさんに感謝です。

優秀賞 『水中宮殿』



撮影者:Tsucci 様

審査員コメント:宮古島の水中写真コンテストで、地形の組写真が見られたことが嬉しかったです。
コンセプトも作品も、まさに宮古島らしいですね。
派手さはありませんが、丁寧に撮影・現像されているように感じました。

ダイバーの吐いた泡などの要素を省いて静かな世界感でまとめるか、あるいは人の気配を入れて動きを出すか、どちらかに振り切るとより洗練された作品になるかもしれません。

受賞者コメント:この度は、栄誉ある賞に選んで頂きありがとうございます。
審査員の上出さん、ガイドをして下さったFish a go go!の佐瀬さん夫妻に感謝します。
3枚の組写真は全て同じ日に撮ったのですが、天候に恵まれ秋の陽射しがキラキラして少し動いただけでも景色が変わりいつまでも眺めていたい光景でした。
宮古島らしい地形ポイントの写真が撮れた様な気がします。

優秀賞 『目撃』




撮影者:津川 弘行 様

審査員コメント:コンセプトがはっきりしていて、全体のトーンも統一されていて、組写真らしい組写真ですね。

決定的瞬間をとらえるにはその前後の観察が不可欠ですし、時間のかかる作業です。作者の方は、普段から生き物と真剣に向き合っているのだろうと思いました。

組写真としての構成はいいので、一枚一枚のライティングや構図、現像がさらに進化すれば、より洗練されたインパクトのある作品になるように感じました。

受賞者コメント:組写真というものがあるんだ!と、新しい写真の楽しみ方を初めて知ることができて嬉しかったです。選んでいただき、ありがとうございます。
ダイビングは「生き物を見つける」ことも楽しみの一つですが、もう一歩踏み込んで「生き物を観察する」ことが楽しいなぁ…とようやく気がついてきました。あくびをした瞬間、産卵している瞬間、キョロキョロしている表情など。観察しながら目撃した瞬間を切り取ってみました。決定的瞬間に満ち溢れている海は、潜れば潜るほどその面白さに気付かされます。

Instagram部門

グランプリ『スイミー』


撮影者:@seven_ink_ 様

審査員コメント:宮古島の魅力、沖縄の海の魅力がストレートに、嫌みなく伝わってくる動画ですね。
10秒程度という限られた時間の中で、情報を詰め込もうとせず、鑑賞者目線で作られた作品であるように感じました。

カメラワークや色の調整など、細部まで丁寧に作られているので、なんだか心地よくて、何度も見てしまいました。
写真も動画も引き算の発想が大事だということを教えてくれる作品です。

受賞者コメント:今年は初の動画部門にて受賞することができ大変嬉しく思います。
この動画はヤビジエリアへ遊びに行った際に見られた光景です。
凝った編集はせず、ありのままの光景を届けたいと思いシンプルな作品で勝負してみました!
素晴らしい景色をいつまでも見られるよう、自然への感謝と配慮を忘れずに海遊びを楽しんでいきたいと思います。この度はありがとうございました!

優秀賞『はじまりの日』

 

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撮影者:@a_mur823 様

審査員コメント:短い時間の動画にもかかわらず、明確なストーリーが伝わっています。
色々なアングル・シチュエーションで撮影したカットをテンポよく組み合わせているからでしょうか。その場で一緒にハラハラしながら、カメの旅立ちを観察しているような気持ちになりました。

扱いが難しい題材ではありますが、よく考えて作られた作品だと思います。

受賞者コメント:ウミガメが大海原へ出る始まりの日をショート動画にしました。
初めてフォトコンに参加させてもらったのですが、Instagramの新しい部門での入賞は大変光栄に思います。
タイトルの様に私にとってもカメラと海が更に好きになる”始まりの日”になりました。 これからも宮古島の海で撮影を楽しみたいと思います。 ありがとうございました。

優秀賞『cave』

撮影者:@mi____reiko 様

 

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審査員コメント:「宮古島の今」が詰まっている作品のように感じました。
スキンダイバー達が光に吸い込まれていく姿が、素直に美しいですね。

何気ない光景のようにも見えますが、撮影者とモデルの息がピタリと合ってこそ、撮影できた動画だと思います。縦構図も無駄がなく、今っぽくていいですね。

受賞者コメント:このたびはInstagram部門に選んでいただき、ありがとうございます。
宮古島で出会った大好きな友達と、大好きな宮古島の海の動画です。
私自身、とても好きな動画なので選んでいただきとても嬉しく思っています。素敵な賞をありがとうございました。

優秀賞『狙った獲物は逃がさない』

撮影者:@sayo_saiph9 様

 

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審査員コメント:いわゆる「映える」作品ではありませんが、見ていてほっこりしました。
狙って撮れる動画ではなさそうですが、かといって狙っていないと撮れないですよね。

ナイトダイビングで撮影されたとのことですし、撮影者の方は、生き物の生態を観察するのが好きなのかもしれません。
凝った編集ではありませんが、スローモーションの使い方も効果的だと思いました。

受賞者コメント:この度は受賞することができ、大変嬉しく思います。ありがとうございます。
今年はリール投稿ということで、普段あまり撮らない動画に挑戦しました。
宮古島では初めてのナイトダイビングで、捕食シーンに出会えました。肉眼では確認出来ない一瞬の出来事でしたが、編集で捕食の瞬間が分かるようにしてみました。
この一瞬を逃さない!という、魚の生命力に感動です。
お世話になっているLINKの拓也さん、いつもゆっくり撮影させていただき感謝しています。ありがとうございます。

優秀賞『Drowsy』

撮影者:@ngs_611 様


審査員コメント:何にでも意味と説明を求められる現代社会だからこそ、こんな動画が求められているのかもしれません。
何か起きそうで、何も起きない。何か意味がありそうで、別にない。それでいいんじゃない?
というような空気感を、この作品から感じました。

生き物を驚かせることなく、自然な様子を切り取っていることに好感を持てます。

受賞者コメント:前年までの宮古島フォトコンテストとは違い、動画部門での応募でしたが入賞できて大変嬉しく思います。

募集部門紹介

募集部門紹介

宮古島フォトコンテストではいくつかの部門に分け、皆様の写真を募集しています。
各部門の内容はこちらのページでご確認下さい。

一般部門

こちらは、ワイド・マクロ問わず宮古島の水中写真を募集しています。
審査の段階で、グランプリ・準グランプなど審査員によって賞が授与されます。

ビギナー部門

こちらは、水中写真を初めて3年未満の方が応募できる部門です。
ワイド・マクロは問いません。思い出に残った宮古島の海の写真を応募してください。

ひだまり部門(審査員特別部門)

今年のテーマは『組み写真』。2~4枚の写真を同時に応募して頂き、複数枚の写真を総合して審査致します。詳しくは応募要項をご覧ください。

注意事項

注意事項

宮古島フォトコンテスト参加店を利用して撮影した写真のみ応募可能となります。お間違い無い様に利用ショップ専用応募フォームよりご応募下さい。

◆著作権
応募した作品の著作権は撮影者(応募者)に帰属しますが、主催者、実行委員会関連団体がPR等の目的に使用させていただく場合があります。予めご了承いただき、ご応募願います。また、作品の使用は無償とします。

◆ご投稿頂いた画像、コメント等に関して、万一第三者との間に紛争等が生じた場合には、投稿者ご自身がその責任にて当該紛争等を解決するものとし、事務局及び他の投稿者に対し一切迷惑をかけないものとします。

◆当ページへの投稿内容及び画像、コメントを投稿したことによる結果については、情報の投稿者が一切の責任を負う事とします。

◆ご投稿頂いた画像が変換の結果、画像に品質劣化が生じたとしても、事務局は一切責任を負わないものとします。

◆応募後の辞退は出来ません。

◆応募作品の元画像は、フォトコンテスト審査結果発表日まで保存して下さい。

◆撮影者名のWEBサイト掲載はニックネームとなります。

◆ご応募の際に登録して頂いた電子メールに誤り等の理由により当選者ご本人への連絡が出来ない場合には、当選資格を放棄されたものとみなし、再度抽選させていただきますので予めご了承ください。

画像内容の制限

◆応募して頂いた画像のデータの返却は致しません。

◆作品の内容が以下に相当する場合は、主催者が判断し通知問わず応募対象外と致します。

1、公序良俗に反する、又は反する恐れがあるもの。
2、第三者の著作権、肖像権その他権利を侵害し、又はその恐れがあるもの。
3、第三者を誹謗中傷し、又そのプライバシーを侵害するもの、又その恐れのあるもの。
4、法令等に違反し、又は犯罪行為に結びつくもの、又その恐れのあるもの。
5、当Webサイトの趣旨等に合わないと事務局が判断したもの。
6、当Webサイトの適正な運営を妨げるもの、又その恐れがあるもの。
7、画像データが判読不能なもの。

個人情報取り扱い

◆参加者申し込みにご記入頂く参加者の個人情報は、事務局から参加者ご本人に対しての連絡のみの利用とさせて頂きます。

◆個人情報を外部に公開することはありません。但し、入賞した場合、入賞者の住所など必要事項を連絡させて頂く事があります。

◆作品に関してのご確認・掲載のご報告・当選のご連絡及び当サイトにて開催するコンテストやキャンペーンの告知の目的で管理・使用させて頂きます。

Instagram部門

応募期間

2023年7月1日~2023年10月20日23:59

発表日

202年11月25日(予定)

応募作品について

今回は写真では無く、10秒程度の動画を募集致します。宮古島で撮影した印象に残る短い動画をハッシュタグと合わせてリールにて投稿してください。
*実行委員で規定する禁止事項に該当しない写真であること。下記注意事項をよくお読みの上、ご応募下さい。

応募方法

Instagramアプリ利用

  1. インスタグラムの「宮古島フォトコンテスト公式insutagramアカウント」(@miyakojima_photo_contest)をフォロー
  2. ハッシュタグ「#宮古島フォトコンテスト2023」をつける
  3. キャプションか位置情報にて「撮影場所(宮古島内)」をつける
  4. キャプションに【】で囲んで作品タイトルをつけて動画をリールにて投稿(応募)

さらに詳しくはこちらから!

審査員

プロカメラマン  上出 俊作

オフィシャルサイト:https://uw-photography.net/

入賞賞品

未定

入賞賞品発送

結果発表後、1か月以内を目安に賞品を発送致します。

注意事項

ひとり何回でも応募可能です。
動画の応募は1投稿につき1点までとさせていただきます。
1投稿に複数数点動画がある場合、1枚目を審査対象とします。
個人が特定される被写体を含む場合や、第三者が権利を有する著作物が作品の中に含まれる場合は、許可を得てから応募してください。
応募作品について第三者との権利侵害や損害賠償の責任が発生した場合、主催者・事務局は一切の責任を負いません。
本キャンペーンは、Instagramが支援・承認・運営・関与するものではありません。
ドローンによる撮影は、国土交通省および各自治体が制定している法令・条例を遵守してください。
規定のハッシュタグが付いていない投稿は審査対象外となります。
写真の投稿は審査対象外となります。
ユーザーアカウントが非公開設定の場合は、審査対象外といたします。
撮影時は着底、離底には細心の注意を払い、水中環境に配慮した撮影を行なって下さい。水中生物を触る、持ち運ぶ、海底の構成物を動かしたりする行為は禁止です。

禁止事項

テーマに沿わない動画の投稿
他のコンテスト等で受賞歴のある動画の投稿
公序良俗に反する動画の投稿
第三者の肖像権や著作権その他権利を侵害する動画の投稿
特定の個人団体を誹謗中傷する動画の投稿
インスタグラムのストーリーズへの投稿
当コンテストの適正な運営を妨げるもの。また、その恐れがある動画の投稿
応募データが判読不能な動画の投稿
著しい加工(本来あるはずのないものの合成や組み合わせ動画など事実を変えるような加工)。
その他主催者・事務局が不適切と判断する動画の投稿

著作権、その他権利について

応募者は、自らが作品を応募する適法な権利を有していること、応募作品が第三者の一切の権利を侵害していないことを、主催者に対し表明し保証するものとします。
応募作品の著作権は、応募者ご本人様に帰属します。
ただし、主催者と主催者が指定する者に対して、期間の制限なく本コンテスト事業及び宮古島の広報に限り、無償で使用することを承諾し、著作者人格権に基づく権利の主張を行わないこと(※)に同意するものとします。
※ホームページ、SNS(リポスト含む)、印刷物等。利用にあたってはトリミングやデザイン処理加工などを行う可能性があります。
入賞した作品の著作権は主催者に譲渡されるものとし、主催者と主催者が指定する者に対して、該当作品を無償で複製、上映、印刷物への利用、WEB媒体やSNSでの公開などその他自由に利用できるものとします。
また、トリミングやデザイン処理加工など、主催者の判断で自由に編集できるものとします。

審査、入賞作品の発表について

応募締め切り後、厳正なる審査を行い、入賞作品は当ホームページにて結果発表する予定です。
審査に関する問い合わせには応じかねますのでご了承ください。
入賞作品に選ばれた方には、DMにてお知らせします。
入賞発表時に入力いただいた内容に不備、または、連絡不能等があった場合、入賞が無効となりますので、ご注意ください。
ドローンで撮影した作品が入賞した際は、使用機材を確認し「撮影許可証」を提出していただく場合があります。
入賞者の個人情報は、本キャンペーンの賞品発送以外には一切使用しません。

その他

本コンテストに参加したこと、または入賞したことに起因するいかなる損失、負債、被害、費用、その他の申し立てについて、主催者・事務局は一切責任を負いません。

参加ショップ一覧・協賛企業一覧

宮古島フォトコンテスト参加ショップの一覧です。

フォトコンテストに興味がある方は、参加ショップをご確認下さい。
応募は参加ショップをご利用した方のみとなります。

EARTH LENS

宮古島にある小さな小さなダイビングショップ【EARTH-LENS(アースレンズ)】です。
地球(EARTH)を覗いて(LENS)みよう!!
私たちが住んでいる地球はみんなのもの。
人それぞれのLENS(目)で見たものを体感&表現して共有しようがショップテーマです。

その日その日のベストビューポイントをご一緒に!!

アイランドエキスパート

ダイバーにとっての宮古島といえばやはり地形ですが、海の美しさがあってはじめて地形の満足度も上昇します。
沖縄でも屈指の美しさを誇る宮古島の海ならビギナーからベテランまで存分に楽しめます。
そして忘れてはいけないのがサンゴの美しさ。
ダイビングポイントやシュノーケルポイントでも元気なサンゴを見られます。
ダイビングだけでは見ることができない宮古島の海も是非お楽しみください。

アクアスター

貴重な休日を皆様とご一緒できます事に感謝!!
最高の宮古島の海を楽しんで頂く事が当店の最大のテーマです!
少人数でのダイビングスタイルですので、じっくりもぐり、地形や大物、マクロ生物とバリエーション豊富に
お客様のご要望に合わせて、最高の宮古島の海を楽しんで頂ける事と思います。
せっかく潜るなら、楽しくなければ、、ね!

海猿

「ゲスト一人一人に合わせたダイビングを案内したい」 そんな想いから夫婦二人で始めた小さなダイビングショップです。
細やかなサービスをこころがけ皆様に楽しい時間を過ごしていただけるようご案内させていただきます✨

エミナマリン

エミナマリンとは・・・エミナはアイヌ語で『あなたが笑う』『笑顔・ほほえみ』などの意味があるそうです。
僕が大好きな海で皆さんが笑顔になれる様なダイビングのお手伝いが出来たらと思い、このエミナ(あなたが笑う・笑顔になる)マリン(海)と名付けました。
海からあがってきた時に皆さんの笑顔に出会えますように・・・。

宮古島サマーパーティー

サマーパーティーは宮古島にあるダイビングショップです。
初心者ダイバーを応援!
水中カメラ・水中ライト・ダイブコンピューターのレンタル無料!
ご旅行の思い出にダイビングをプラスしてみませんか?
お客様の貴重なお時間を精一杯プロデュースさせていただきます。

SaltyFeet

当店は宮古島でお客様のリクエストを第一に、八重干瀬や伊良部島を中心にツアーを行う小さなマリンショップ、ソルティフィートです。
ツアーの思い出として記憶に残るような写真や映像がお渡しできるように、お客様のツアー風景を様々な形で撮影します。
宮古島で最高な1日を過ごしてみませんか?

DIVE KIDS

開業32周年となりました。
宮古島を知り尽くした船長が「その日一番のポイント」へご案内します。
お客様のレベル、リクエスト、海況、お天気、光の差し込む時間帯を考慮してポイントを選択。
バリエーション豊かなアーチ、ホール、ケーブ、ドロップオフの地形などなど…
その時オススメのポイントをのんびり楽しみましょう!

タイムマリン宮古島

タイムマリン宮古島は1989年にPADIダイブセンターの登録を受け、現在ダイブリゾートとして、体験ダイブ、ファンダイブ、各種認定コースに多くの実績を持ち、安全・安心・楽しさを心がけています。
そして地形のイメージの強い宮古島において環境が180度違う東海岸の高野エリアを中心にダイビングを楽しんでいます。

fish a go go!

2003年OPEN。2020年新艇導入。快適な船で安全・安心・快適に宮古島の海全域をご案内します!

ブルーフォレスト宮古島

小さなお店ですが、日本有数の大サンゴ礁「八重干瀬」(やびじ)を中心に伊良部島や下地島など様々なポイントへその日の海況とお客様のリクエストにてポイント選択、島を訪れた皆さんに宮古島の海を満喫してもらう為に日夜奮闘中。

マレア宮古島

マレア宮古島は、「安心・安全・快適」をテーマにサービス・スタッフ・施設を揃えた宮古島のダイビングショップです。 宿泊施設やダイビング講習専用プールなどの充実した設備と、初心者からプロまでのCカード認定実績がPADIに高く評価されており、 日本で3店舗、沖縄県に1店舗だけのキャリア・ディベロップメント・センターとして認可されています。

山本大司潜水案内

宮古島ダイビング山本大司潜水案内では、できるだけ船の上で快適にのんびり過ごしていただけるよう人数制限を設けています。

Reef

伊良部島、下地島の港から毎日出港、ポイントまで最短5分の近さ。
船酔いが気になる方も安心!
午前、午後で出港するので下地島空港、宮古島島空港、到着日のダイビングもお任せ下さい!
少人数制でご案内します。

Link

宮古島ダイビングショップLINKです。
当店のテーマは『ご縁を大切に、ダイビング好き・海好きな人が集まり、繋がり仲間との絆があなたのダイビングライフをより豊かものに!!!』宮古島の海が大好きなLINKスタッフとぜひ一緒に楽しみましょう。

WONDER FULL MARINE

𝐖𝐨𝐧𝐝𝐞𝐫に溢れるマリンツアーをお届け💫
宮古島で暮らす私たち🙋🏾‍♂️🙋🏾‍♂️🙋🏾‍♀️
暮らしてる私たちの海遊びを一緒に体験してみませんか?

後援

◎Marine Diving Web(株式会社マリンクリエイティブ)

協賛企業一覧

※順不同

◎有限会社イノン

◎株式会社フィッシュアイ

◎株式会社タバタ

◎村上商事株式会社

◎株式会社ビーイズム

◎RGBlue(株式会社エーオーアイ・ジャパン)

◎下地島エアポートマネジメント株式会社

◎ホテル・デ・ラクア宮古島

◎株式会社キヌガワ

◎日本アクアラング株式会社

◎株式会社ゼロ

◎SAS(株式会社Kai・la)

◎株式会社モビーディック

◎ワールドダイブ株式会社

◎株式会社オーシャナ

◎Scuba Monsters(株式会社Find Discovery)

◎シーサー海人商店

◎mic21

◎Super Star – Steak&Sports Diner

◎合同会社すぐもぐ